「代替肉」でできたチキンナゲットとは?!

「代替肉」という名前、聞いたことがありますか?

先日、ネットニュースに出ていて、初めて知りました。

米ケンタッキーフライドチキン(KFC)がアメリカのアトランタの店舗で、米ビヨンドミートが製造する植物由来の代替肉を使ったチキンナゲットと骨なしウイングの試験販売を開始するとのニュースが出ていました。

ビヨンド社製の代替肉は、すでに「ダンキンドーナツ」や「サブウェイ」などで採用されているとのことです。

さて、この代替肉とは何なのか?すごく気になりますよね。

ちょっと調べてみたところ、この代替肉は、名前のとおり、肉でありません。
大豆のたんぱく質の成分などすべて植物から作られ、脂身はココナツオイルなどで再現されています。

この代替肉を開発した会社の一つが、アメリカのベンチャー企業、「インポッシブルフーズ」。なんと従業員の3分の2が科学者とのことです。

「肉とは何か」という分子レベルの分析を5年にわたって行い、行きついた先がレグヘモグロビンと呼ばれる真っ赤な液体。血液などに含まれるタンパク質に似たこの成分が、牛肉特有の色や香りをもたらすことを突き止め、研究の結果、大豆に存在する遺伝子と酵素を混ぜ合わせることで、レグヘモグロビンを作り出すことに成功しました。

こうして生まれたのが代替肉とのことです。

今、アメリカでは健康志向の高まりなどを受け、植物由来の代替肉が急速に普及し、この「代替肉」が大きなビジネスとなっています。

日本でも、大塚食品が、首都圏の一部のスーパーで、肉を一切使わず大豆などでできたレトルトのハンバーグの販売をスタートしています。

今後、代替肉の市場は日本でも拡大し、2022年には254億円にのぼると予想されていますが、果たして本当に日本においても浸透するのでしょうか。

日本では、豆腐ハンバーグなどといった「肉」の代替品ではないものの、「ハンバーグ」の代替品は既にありますので、健康志向で考えると、それで十分なような気もします。

皆さんは如何ですか?